ギャンブル依存症 治った

とてもつらい経験をされてきたのだと思いますが、それでも諦めず自分と向き合ってギャンブル依存症から回復した田中さんは、自分らしい生き方を見つけて生き生きと輝いています。

ギャンブル依存症である夫と共依存だった自分を振り返り、田中さんはこう話してくれました。

ギャンブル依存症が深刻化するのを防ぐためには、なるべく早い段階で「底つき」を本人が体験することが大切だと田中さんは言います。家族が借金を肩代わりするなど途中で手を貸してしまうと、回復が遅れてしまいます。

ギャンブル依存症(病的賭博)は、パチンコ、パチスロをはじめとした様々なギャンブルへの衝動が抑制できなくなり、社会的、経済的、心理的問題や対人関係の問題が生じているにもかかわらず、ギャンブルをやめることができなくなる病気です。

世界保健機関(WHO)はギャンブル依存症(病的賭博)を精神障害と定義しており、また、日本においては、2017年に厚生労働省の研究班が、成人の3・6%(男性6・7%、女性0・6%)、推計320万人にギャンブル依存症の疑いがあるという推計を発表しております。

「12ステップ」の最後に掲げられた目標は、同じ問題で困っている人たちを助けていくこと。世の中のギャンブル依存症問題を解決するという共通の目標があることも、結び付きを深くするのかもしれません。

ここでは、神奈川県内でギャンブル依存症の治療を行っている精神科医療機関や、自助グループについて御案内いたします。

医療機関のほか、ギャンブル依存症からの回復にとって役立つ社会資源として、リハビリ施設、自助グループ(GA【ギャンブラーズ・アノニマス】)などがあります。各地域の自助グループの情報は、次のサイトで確認いただけます。

しかし、こうして自助グループに通ううちに、田中さんは自分の生い立ちを振り返り、ギャンブル依存症の家庭で、金銭的な苦労を余儀なくさせられてきたこと、自分の夢や希望が叶えられる環境になかったことなど、過去の出来事が受け止めきれなくなりました。それが恨みとして噴出してしまい、母親に対しての怒りが収まらなくなってしまった時期があったそうです。

同じような食生活をしていても病気になる人とならない人がいるように、パチンコに通っていても依存症を発症する人もいれば、しない人もいます。ギャンブルをやめられないのは脳機能の誤作動であって、意思の強さの問題ではありません。そして、どんなに深刻なギャンブル依存症であっても、本人に変わろうという気持ちがあれば必ず回復できるのだと田中さんは言います。

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